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商品先物銘柄トピックス

安全資産へ向かう世界のマネー

NY株価が下落し、逆に金価格は上昇した。今年に入って、景気回復期待へのバロメーターとなるダウ平均は14%上昇。だが、先行き不安を反映する金の先物価格も19%上昇している。

理由は低金利と 巨額の財政出動により金融市場に資金が流れ込み、景気と株価の回復に一役買ったことだ。

だがこうして膨らんだ余剰資金は、政府の超低金利政策の維持や債務 の増大予測とあいまって、後のインフレと景気悪化の懸念にもつながっている。

先週末は、米中古住宅販売などから底堅い動きでしたが、予想を下回る米雇用統計より大幅下落となった。非農業部門雇用者数は43万1000人と10年ぶりの大幅増加だった。

だが、このうち約41万1000人は国勢調査実施のための一時雇用の増加分で、民間部門の雇用者数の増加はわずかに4万1000人に過ぎず、市場予測を大幅に下回った。買われているのは、金と債権である。

4日の米国債市場では、米国債価格が急騰し、週足でも続伸した。世界的な景気の見通しに対する懸念が高まり、安全資産としての米国債需要があおられた。世界の資金は安全資産へと向かっている。

株式会社コモディティー インテリジェンス 近藤雅世

2010年6月7日(月)

株式会社コモディティー インテリジェンス 近藤雅世(こんどう まさよ)

1972年早稲田大学政経学部卒。三菱商事入社。
アルミ9年、航空機材6年、香港駐在6年、鉛錫亜鉛・貴金属。プラチナでは世界のトップディーラー。 商品ファンドを日本で初めて作った一人。
2005年末株式会社フィスコ コモディティーを立ち上げ代表取締役に就任。
2010年6月株式会社コモディティー インテリジェンス設立代表取締役社長就任。

コラム提供:株式会社コモディティー インテリジェンス

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