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商品先物銘柄トピックス

金価格はもう少し調整が続くか

NY金価格は6月21日の1266.5ドルを天寿に下落し、1200ドルを挟んで上下している。この調整は予想されたものだったが、いつまで続くかが問題となる。先週のCFTC(米国商品先物取引委員会)のファンドの建て玉でオプションを含むものを計算すると、ネット買い残は、7月6日23万1381枚になり、前週に比べ4万1642枚減少した。問題はこれで一段落したかどうかという解釈である。買い残÷売り残は前週の1344%から859%に急減しており、正常化したようにも見える。しかし、ファンドや年金の決算期や売りそびれた人々の手じまい売りは未だ続くと見ることもでき、価格的には、1150ドル前後まで落ちないと安心できない。1150ドルというと低いようにも見えるが、昨年12月から今年の4月にかけては1150ドルを超えたことはほとんどなかった。5月中旬過ぎから急激に高くなり史上最高値を付けているが、その間のエネルギーを説明するだけの背景はあまりない。金価格が金融不安や他の投資からの逃避として値上がるとするなら、株価が今後大幅に暴落するとか、欧州のストレステストで、悪い結果が出て金融機関が倒産するリスクが高まるなどの新たな不安が醸成されなければ、史上最高値をさらに更新するほどの力は今のところ感じられない。もし反発する局面があるとすれば、当面は欧州のストレステストの結果報告期限である7月15日、採りしECB総裁が欧州大手金融機関と面談する21日、ストレステストの結果が出る23日がひとつの山となるかもしれない。

株式会社コモディティー インテリジェンス 近藤雅世

2010年7月12日(月)

株式会社コモディティー インテリジェンス 近藤雅世(こんどう まさよ)

1972年早稲田大学政経学部卒。三菱商事入社。
アルミ9年、航空機材6年、香港駐在6年、鉛錫亜鉛・貴金属。プラチナでは世界のトップディーラー。 商品ファンドを日本で初めて作った一人。
2005年末株式会社フィスコ コモディティーを立ち上げ代表取締役に就任。
2010年6月株式会社コモディティー インテリジェンス設立代表取締役社長就任。

コラム提供:株式会社コモディティー インテリジェンス

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