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商品先物銘柄トピックス

OPEC石油レポート10月号より

先週OPEC総会は昨年8月からの生産枠をそのまま踏襲して閉幕した。サウジアラビアのヌアイミ石油相は、70ドルから80ドルは生産国にとっても消費国にとっても居心地の良い水準だとのべている。先週15日の原油価格は、1.44ドル安の81.25ドル。原油に限らず先週末はほとんどの商品価格が下落した。しかし、その中で原油価格が前日比1.7%安と一番大きく下落した。多くの商品が化粧を装って値上がっているが、原油価格もその一つである。化粧がはげ落ちると本来の水準に戻るだろう。

先週発行されたOPECの石油レポート10月号では、今年の石油需要も供給も前月のレポートから比べると前年比各10万バレル増としている。

今年の需要は、前年比110万バレル増の8559万バレル、非OPECの供給は前年比100万バレル増の5220バレル、OPECの天然ガス等非原油由来の石油が480万バレル、合計すると5700万バレルとなる。需要から非OPECの供給を差し引くと、2859万バレルとなる。これがOPECが生産すれば需給がバランスする量となる。9月のOPECの生産量は、2908万バレルである。つまり需給が均衡する供給量よりも49万バレル生産が多い状況となっている。

2010年におけるOECD諸国の民間在庫は277万バレル。61日分に相当し、戦略在庫も合わせると世界に96日分の十分な原油在庫がある。いつもながら、需給からみると原油価格は上がりそうにない。

株式会社コモディティー インテリジェンス 近藤雅世

2010年10月18日(月)

株式会社コモディティー インテリジェンス 近藤雅世(こんどう まさよ)

1972年早稲田大学政経学部卒。三菱商事入社。
アルミ9年、航空機材6年、香港駐在6年、鉛錫亜鉛・貴金属。プラチナでは世界のトップディーラー。 商品ファンドを日本で初めて作った一人。
2005年末株式会社フィスコ コモディティーを立ち上げ代表取締役に就任。
2010年6月株式会社コモディティー インテリジェンス設立代表取締役社長就任。

コラム提供:株式会社コモディティー インテリジェンス

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