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商品先物銘柄トピックス

ほとんどすべての商品価格が下落

先週末の商品価格はほとんどすべてが下落した。これは中国株価が再利上げの噂から5%以上下落したことを受け、新興諸国株式や商品投資に回っていた資金が引き揚げられたもの。そろそろサンクスギヴィングホリデー(25日)が近づいてきており、ファンドが投資玉の整理にかかっていることもその理由と考えられる。ドルは日替わりのネコの目のように動いており、ドル安とは一概に言い難い状況が続いている。従って単純にドル安だから商品高という図式は通用していない。中国政府が最も警戒するのは、人民の不満が高まり政権維持に不安を来すことであろう。その大敵が消費者物価の値上がりである。物価が上がり賃金が上がらなければ人々の不満は政府にストレートに反映されるであろう。11日公表された10月の中国の消費者物価指数は4.4%増であり、過去25カ月で最大の伸びだった。ことに食品価格は6月5.7%、7月6.8%、8月7.5%、9月8%、10月10.1%であり、上昇傾向が顕著になっている。そのため、11日に預金準備率0.5%を引き上げたが、今後金利も引き上げる方向にあると思われ、上海株価は大幅下落した。 一方、金価格はFRB(米連邦準備制度理事会)による6000億ドルの国債買い入れがインフレを起こすと予想してインフレヘッジのために買われてきたが、この程度の資金ではインフレは起きないとする経済学者が多いようだ。かたやインフレに恐怖を抱き、一方ではインフレを起こしたくても言うことを聞いてくれない経済がある。

株式会社コモディティー インテリジェンス 近藤雅世

2010年11月15日(月)

株式会社コモディティー インテリジェンス 近藤雅世(こんどう まさよ)

1972年早稲田大学政経学部卒。三菱商事入社。
アルミ9年、航空機材6年、香港駐在6年、鉛錫亜鉛・貴金属。プラチナでは世界のトップディーラー。 商品ファンドを日本で初めて作った一人。
2005年末株式会社フィスコ コモディティーを立ち上げ代表取締役に就任。
2010年6月株式会社コモディティー インテリジェンス設立代表取締役社長就任。

コラム提供:株式会社コモディティー インテリジェンス

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