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商品先物銘柄トピックス

ポルトガルに再び不安

金価格はかなり高い水準にあったが、1月3日から連続して下落していた。しかし、1月10日は5.2ドル高の1574.10ドルになった。これは再びポルトガルの財政不安が出たためである。ポルトガルの財政不安はスペインやアイルランドのような不動産バブルによるものではない。景気の良い基幹産業そのものが無いため、経済成長が期待できないという根本的な問題を抱えている。2010年はGDPの7.3%に財政赤字を抑えると公約したが、これはポルトガルテレコムの年金基金を国有化したために一時的に収入があり、それがGDPの1.5%に相当した。しかし、今年は、そうした売り食いの臨時収入は無い。ポルトガルは今年のGDP伸び率を0.2%と小さく見込んでいるが、これすら達成できそうにない。そのため、国債の利回りは今年に入って上昇し、7%を超えた。それだけ高い金利を支払っても明日行われる12憶5千万ユーロの入札が順調に消化されるかどうか不安である。そうした国を背景とするユーロに不安が出れば金価格は上がる。

株式会社コモディティー インテリジェンス 近藤雅世

2011年1月12日(水)

株式会社コモディティー インテリジェンス 近藤雅世(こんどう まさよ)

1972年早稲田大学政経学部卒。三菱商事入社。
アルミ9年、航空機材6年、香港駐在6年、鉛錫亜鉛・貴金属。プラチナでは世界のトップディーラー。 商品ファンドを日本で初めて作った一人。
2005年末株式会社フィスコ コモディティーを立ち上げ代表取締役に就任。
2010年6月株式会社コモディティー インテリジェンス設立代表取締役社長就任。

コラム提供:株式会社コモディティー インテリジェンス

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