[ ここから本文 ]

商品先物銘柄トピックス

金のファンドの建て玉は減少

CFTCのファンドのネット買い残によれば、NY金に対するファンドのネット買い残(オプションを含む)は、18日時点で18万9,434枚まで減少した。昨年12月7日には25万1428枚あったので、約7万枚の減少で3週連続である。16商品全体を見ても、1月4日に144万5,937枚あったNet買い残が18日には134万4,026枚に約10万枚減少しており、これは、昨年12月7日以降1月4日までに増加した分にほぼ等しい。つまり、年末から先週までに商品の買いは行って来いの状態に戻った。新聞紙上で言われるほど商品の買いに力は入っていない。それは証券投資の方が割安に見えるからだろう。不動産にしても、株価にしても、以前から見るとかなり割安に見える。ただ、不動産がすぐに上がるかというと、ほとんどその見込みは無く、ことに米国や日本等先進国の不動産は、稼働人口が減少するという長期トレンドにより、どう見ても供給の絶対量に比べて需要が弱い。中古住宅が余り、新規購入者が少ない中では、不動産価格は上昇しようがない。株価はどうかというと、QE2によりバーナンキ議長が目論んだのは株価の値上がりであり、その目論見はほぼ当たったようだ。しかし、12月の米国消費指数は思った程回復していない。9%台の失業率は失業保険需要による年末商戦の線香花火を付けたが、燃え上がるには程遠い結果となっている。株価が先行するほど景気が良くなるかどうかは未だわからない。従って、今年は資金が株価には向かうであろうが、どこかで早めの手仕舞い売りが出てまた商品投資に舞い戻る可能性がある。ただ、当面は金にしても、原油にしても、砂糖、コーヒー等少し高過ぎるという割高感が商品にはある。

株式会社コモディティー インテリジェンス 近藤雅世

2011年1月24日(月)

株式会社コモディティー インテリジェンス 近藤雅世(こんどう まさよ)

1972年早稲田大学政経学部卒。三菱商事入社。
アルミ9年、航空機材6年、香港駐在6年、鉛錫亜鉛・貴金属。プラチナでは世界のトップディーラー。 商品ファンドを日本で初めて作った一人。
2005年末株式会社フィスコ コモディティーを立ち上げ代表取締役に就任。
2010年6月株式会社コモディティー インテリジェンス設立代表取締役社長就任。

コラム提供:株式会社コモディティー インテリジェンス

コラム一覧へ戻る

当社は「ALL先物比較」に掲載される情報(以下「掲載情報」といいます。)の完全性 および正確性を保証いたしません。また掲載情報は、将来における結果を示唆するものではありません。 したがいまして、お客様において掲載情報に基づいて行動を起こされた場合でも、 当社はその行動結果について何らの責任も負担いたしません。 掲載情報に基づく行動は、お客様の責任と判断によりお願いいたします。
掲載情報は、金融商品の売買等の勧誘を意図したり、推奨するものではありません。 お客様において掲載情報に含まれる金融商品の売買等の申込等をご希望される場合には、 その掲載情報に記載の金融機関までお客様ご自身でお問い合わせください。 当社はお問い合わせに関し対応いたしかねます。
掲載情報のうち「商品先物銘柄トピックス」等に関しましては、著作権法等の法律により保護されており、 個人の方の私的使用目的以外での使用や権利者に無断での他人への譲渡、販売コピーは認められていません。