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商品先物銘柄トピックス

期末在庫率

トウモロコシと大豆価格が強い。シカゴトウモロコシ価格は、先週金曜日42.75セント高と、2日間で72.75セント、約11%上昇した。これは3月31日に発表された二つの数字による。一つは、3月末の四半期在庫高である。昨年3月末が769万3,787ブッシェルだったものが、今年の3月末は652万2804ブッシェルと15%少なくなっている。8月末の期末在庫予想は在庫率が5.0%になると予想されており、1995/1996年度以来の非常に低い数字であることは、既に数ヵ月にわたって農務省から知らされている。それは知っていても、実際の足元の在庫がずいぶん少ないということに、市場は驚いた。そして同時に発表された作付意向面積は、9220万エーカーとほぼ予想通りの数値で昨年よりは4.5%の拡大ではあったが日本の国土の98%に相当するこの作付面積をもってしても、よほど単収が良くなければ需要を賄いきれないという状況にある。例えば今年の需要13億5000万ブッシェルが3%増加するとすれば、13億9000万ブッシェルの需要になるが、それを作付面積の92%の収穫面積で割ると1エーカー当たり164ブッシェルの単収が無ければならず、これは一昨年の最高水準の単収を達成しなければならない。ちなみに昨年の単収は152.8ブッシェルである。余程天候に恵まれて何事も無く育たないと、需要に見合う供給はこれだけの面積をもってしてもできないという状況である。トウモロコシも大豆も、このままでは何か異常気象があれば例年になく敏感に価格は上方に動くだろう。

株式会社コモディティー インテリジェンス 近藤雅世

2011年4月5日(火)

株式会社コモディティー インテリジェンス 近藤雅世(こんどう まさよ)

1972年早稲田大学政経学部卒。三菱商事入社。
アルミ9年、航空機材6年、香港駐在6年、鉛錫亜鉛・貴金属。プラチナでは世界のトップディーラー。 商品ファンドを日本で初めて作った一人。
2005年末株式会社フィスコ コモディティーを立ち上げ代表取締役に就任。
2010年6月株式会社コモディティー インテリジェンス設立代表取締役社長就任。

コラム提供:株式会社コモディティー インテリジェンス

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