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商品先物銘柄トピックス

石油価格下落

現在の問題は、世界的に景気低迷が長引きそうであるということだ。 更に悪いことには、リーマンショック以降各国が金融緩和を続けてきたため、 利下げや金融緩和といった新たな景気対策が取り難いこと、敢えてそれを行えばインフレの懸念が生じ、 悪性にスタグフレーションに陥る可能性があること、政治的に安定した国が少なく、ねじれ国会により大胆な政治的決断が果たせず、財政投資が後手に回りそうなことなどである。 また、頼りの中国や新興諸国の景気も、中国のGDPは8%に落ちる見通しなど、少し退潮気味となっている。中国では不動産バブルの崩壊による大手不動産業者の 倒産と銀行の不良資産増加が懸念される。

そうした中で原油価格は80ドルを割ってきた。原油需給の背景には150万バレル減少してきたリビアの原油生産量が、いずれ元に戻るが、 リビア減産を受けて160万バレル増産してきたOPEC諸国がリビアの増産に合わせて減産できるかという問題を抱えており、需要が増えなければ供給は過剰となる。 原油価格は更に下落して75ドル以下になる可能性がある。 商品先物取引の場合、価格が下がることも収益機会の一つであるので、価格が下がることにも喜びを感じていただきたい。 なぜなら原油価格を下げれば日頃使うガソリン価格が下がるからだ。

株式会社コモディティー インテリジェンス 近藤雅世

2011年10月4日(火)

株式会社コモディティー インテリジェンス 近藤雅世(こんどう まさよ)

1972年早稲田大学政経学部卒。三菱商事入社。
アルミ9年、航空機材6年、香港駐在6年、鉛錫亜鉛・貴金属。プラチナでは世界のトップディーラー。 商品ファンドを日本で初めて作った一人。
2005年末株式会社フィスコ コモディティーを立ち上げ代表取締役に就任。
2010年6月株式会社コモディティー インテリジェンス設立代表取締役社長就任。

コラム提供:株式会社コモディティー インテリジェンス

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