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商品先物銘柄トピックス

ファンドの成績悪化

2011年のヘッジファンドの収益率は、最高でも▲0.68%、悪い物では▲18.82%となっている。 先進国市場の証券投資が悪いのに加え、新興市場の株価は軒並み下落、債券価格も不動産価格も値上がりしたものはほとんどない。 生保など毎日資金が流入する機関投資家は、おのずと資産が目減りして四苦八苦している。

そのため、ファンドは大量の解約請求があることを前提に建て玉を減らし始めている。 先週末発表された11月29日までの週のファンドの取組高は、金や原油穀物ソフト等の商品合計が789枚と前週より21万枚3%減少し、今年1月4日の934万枚より145万枚15.6%減少している。 先週にネット買い残が増えたのは16商品中コーヒー、大豆油、大豆粕、銅の4商品だけであった。

時期的にも欧米ではサンクスギビングホリデーからクリスマス休暇に当たり、多くのファンドマネージャーが休暇を取る季節であるので、 ファンドの動きは不活発になるが、投資全体が沈滞ムードかもしれない。

ただ、米国の労働指標が改善したように、米国市場は少し薄ら陽が漏れてきているようだ。 しかし大きなうねりになるまでには更に時間がかかるだろう。

株式会社コモディティー インテリジェンス 近藤雅世

2011年12月6日(火)

株式会社コモディティー インテリジェンス 近藤雅世(こんどう まさよ)

1972年早稲田大学政経学部卒。三菱商事入社。
アルミ9年、航空機材6年、香港駐在6年、鉛錫亜鉛・貴金属。プラチナでは世界のトップディーラー。 商品ファンドを日本で初めて作った一人。
2005年末株式会社フィスコ コモディティーを立ち上げ代表取締役に就任。
2010年6月株式会社コモディティー インテリジェンス設立代表取締役社長就任。

コラム提供:株式会社コモディティー インテリジェンス

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