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商品先物銘柄トピックス

9日の需給報告ではトウモロコシと大豆の需要が増えるか?

あくまで推論であるが、2月9日に公表される米国産トウモロコシと大豆の 需要は増加して、在庫率が減少し、穀物価格は上昇するのではないだろうか?

1月に公表された需給報告による米国コーンの需給は、期初在庫1128百万ブッシェル(以下百万ブッシェル)生産 12358 輸入 15 供給合計 13501である。通常生産は昨年11月の収穫で終わっているので、1月の需給報告がファイナルになる。

1月報告における需要は、飼料その他 4600 食品・種子・工業用 6405、(内エタノールは 5000)国内需要合計 11005、輸出が 1650、需要合計は 12655である。

ところで、この需要は、5月は 13355あったが、1月までの7ヶ月の発表で5回減少し、結果的には 700減少している。この需要は、09/10年度が 13066、10/11年度が 13265なので、それぞれ1月予想の需要より411、610多い。

つまり今年の需要は非常に少なく、2006/07以来の水準だということである。私の疑問は、なぜ今年の需要はそんなに少なくなるのかということである。確かに輸出は9月以降例年より少なかった。ところが、アルゼンチンで1月の授粉期に乾燥気候が続き、トウモロコシの生産は2600万トンの予想(1月のUSDA)が2300万トンから1850万トンに程度に12〜28%減少する見込みである。そのため1月から米国産穀物の輸出が増加している。

従って2月9日に公表されるUSDAの需給報告では需要が上方修正されるが、供給は確定しているので、在庫が減少し、期末在庫率が6.9%から縮小するのではないかと思う。

ただ、USDAにはしばしば騙されており、作られた数字という気配が強い。価格が上がることを懸念して極端な数字は出さない可能性もあるので、その点は保証の限りではない。

株式会社コモディティー インテリジェンス 近藤雅世

2012年2月7日(火)

株式会社コモディティー インテリジェンス 近藤雅世(こんどう まさよ)

1972年早稲田大学政経学部卒。三菱商事入社。
アルミ9年、航空機材6年、香港駐在6年、鉛錫亜鉛・貴金属。プラチナでは世界のトップディーラー。 商品ファンドを日本で初めて作った一人。
2005年末株式会社フィスコ コモディティーを立ち上げ代表取締役に就任。
2010年6月株式会社コモディティー インテリジェンス設立代表取締役社長就任。

コラム提供:株式会社コモディティー インテリジェンス

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