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商品先物銘柄トピックス

大豆はまだ上がる

先週10日米国農務省から5月の需給報告が公表された。それによって大豆もトウモロコシも下落しているがこれはおかしいと思う。

なぜなら、トウモロコシについてはまだ作付面積が増加して供給が増えるため 供給過剰になってもおかしくないが、大豆に関してはトウモロコシに押されて作付面積が減少した分を単収が大幅に改善するとして生産量を増やしている。

天候に恵まれれば10/11年度並みの単収なのでまったくありえないほどではないが、需要が急回復するとして、在庫は今年の6.8%から4.4%に減少するとしている。これは未だ相当下駄をはいた数字だと思う。

なぜなら期初在庫の210百万ブッシェルはもっと減ると思うからだ。それは11/12年度の輸出量が今回2500万ブッシェルほど上方修正しているが、それでも昨年の輸出量1501百万ブッシェルより2500万ブッシェル少ない1315ブッシェルと見込んでいるからだ。

供給が6%へったので、需要を6.2%減ることで帳尻を合わせている。南米の大豆生産が落ち込むことは織り込み済みであるが、そうであるなら米国からの輸出が昨年よりも落ち込むことは納得できない。要するに、今年のツケが期初在庫となって現れ、天候が非常に良くて大豊作にならないと増加する需要に間に合わない状況であると考えられ、大豆価格はまだまだ上がると思っている。

株式会社コモディティー インテリジェンス 近藤雅世

2012年5月14日(月)

株式会社コモディティー インテリジェンス 近藤雅世(こんどう まさよ)

1972年早稲田大学政経学部卒。三菱商事入社。
アルミ9年、航空機材6年、香港駐在6年、鉛錫亜鉛・貴金属。プラチナでは世界のトップディーラー。 商品ファンドを日本で初めて作った一人。
2005年末株式会社フィスコ コモディティーを立ち上げ代表取締役に就任。
2010年6月株式会社コモディティー インテリジェンス設立代表取締役社長就任。

コラム提供:株式会社コモディティー インテリジェンス

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