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商品先物銘柄トピックス

大豆価格は来春に上がると思う

 シカゴ大豆価格は10月15日3ヶ月ぶりの安値1485.7セントをつけた。9月4日の1789セントから303.3セント17%の大幅な下落である。それでは大豆は潤沢に物があるのかというと、そうではないと思わざるを得ない。米国農務省から10月11日公表された需給報告では、12/13年度(2012年に生産して2013年にかけて消費し、2013年つまり来年8月末に残る期末在庫を予想する需給レポート)では、生産が28億6000万ブッシェルと9月の予想の26億3400万ブッシェルより8.6%も上方修正され、一方需要も29億2000万ブッシェルと9.4%上方修正されている。トウモロコシが期初在庫を下方修正し多分だけ需要も減らしているのと比べると、大豆はまだ紳士的な予想である。しかし、これでも需要は昨年度よりは、▲13.1%少なく見積もられており、仮に需要が昨年並みにあれば、来年8月末に残る在庫は▲9.3%のマイナスになってしまう。つまり、来年8月末までのどこかで在庫切れが生じ、買いたくても無い状況に陥ると思われる。南米はトウモロコシや大豆価格高騰により、12/13年度は大量に作付している。おそらく史上最高の生産量となるだろうが、それには2つの前提が必要だ。1つは、1月の南米の天候が雨が降ること、もう一つは、南米からの出荷は早くても来年3月末であり、それ以後の供給となる。したがって、その端境期である2月〜3月にかけてシカゴ大豆価格は再び1700セントを超えて上昇するのではないかと思っている。
 大豆価格は下がれば下がるほど美味しく見えてくる。

株式会社コモディティー インテリジェンス 近藤雅世

2012年10月22日(月)

株式会社コモディティー インテリジェンス 近藤雅世(こんどう まさよ)

1972年早稲田大学政経学部卒。三菱商事入社。
アルミ9年、航空機材6年、香港駐在6年、鉛錫亜鉛・貴金属。プラチナでは世界のトップディーラー。 商品ファンドを日本で初めて作った一人。
2005年末株式会社フィスコ コモディティーを立ち上げ代表取締役に就任。
2010年6月株式会社コモディティー インテリジェンス設立代表取締役社長就任。

コラム提供:株式会社コモディティー インテリジェンス

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