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商品先物銘柄トピックス

これまでと反対の動きになる商品価格

 年初の挨拶で、今年は景気が緩やかに回復するような気がすると述べたが、どうやら、日本の景況感も11月の景況指数では回復の兆しが見られ、米国は鉱工業生産指数やPMI指数が好転しており、欧州でも景気の底を打ったことが確認されているようである。といっても急速な回復は期待薄で、株価が先取りして上昇しているが、どこかで期待はずれから下落に転じるかもしれない。しかし、これまであったサブプライムローン問題から米国の金融不安はすでに解消され、アラブの春による中東北アフリカ諸国の代替わりは、シリアを除いてほぼ完了、エジプトやスーダン等で小競り合いが続いているが、大きな騒乱になる可能性は少ない。欧州は、ESM等の債務問題の保険機構が完備されつつあり、金融界にはECBの手厚い資金手当てがあるため、当面金融不安が起きる可能性は回避されている。

 欧州の自動車不況も一年以上を数え、そろそろ買い替えが我慢の限界に来る頃であろう。そうした景気の循環は、サイクルが長引かされることはあっても循環がなくなることはない。自動車需要が回復すれば、プラチナやゴム、原油、アルミ等が恩恵をこうむるだろう。これまでずっと安くなっていたユーロドルは、反転ユーロ高になっている。これまでずっと強かった円はドル高になっている。商品相場も循環であるので、これまでの数年の商品の動きの反対になると思えば良い。

株式会社コモディティー インテリジェンス 近藤雅世

2013年01月15日(火)

株式会社コモディティー インテリジェンス 近藤雅世(こんどう まさよ)

1972年早稲田大学政経学部卒。三菱商事入社。
アルミ9年、航空機材6年、香港駐在6年、鉛錫亜鉛・貴金属。プラチナでは世界のトップディーラー。 商品ファンドを日本で初めて作った一人。
2005年末株式会社フィスコ コモディティーを立ち上げ代表取締役に就任。
2010年6月株式会社コモディティー インテリジェンス設立代表取締役社長就任。

コラム提供:株式会社コモディティー インテリジェンス

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