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商品先物銘柄トピックス

CFTCによる1月20日のファンドの建玉分析

 米国商品先物取引委員会(CFTC)が先週末に公表した大口建玉の動きを見ると、2015年1月20日までの週のファンドの建玉の動きは以下となる。(オプションも含む数字)

取組高が増えている商品は貴金属(金、銀、プラチナ、銅)と穀物(トウモロコシ、大豆、大豆油)であり、3週連続で増加している。
原油の取組高は大幅(▲19万枚)に減少した。
ただ、取組高だけでは買いが増えたのか売りが増えたのかわからない。
買いが顕著に増えたのは、貴金属(金、銀、プラチナ、銅)である。
売りが顕著に増えたのは、コーヒーとユーロである。
売りが顕著に減ったのは、砂糖である。
ネット買い残が増えているのは貴金属(金、銀、プラチナ)と10年物米国債であり、3週連続で増加している。
ネット買い残が顕著に減っているのは、トウモロコシ、大豆、大豆粕である。トウモロコシは4週連続で減少している。

個々の銘柄を見てみると、NY金は買いが増え続け、11月18日から1月20日までの2ヶ月間で、ネット買い残が減ったのは12月23日までの週の1週間だけで、残りの9週間はネット買い残が増加している。11月初めに5万4千枚だったものが、18万8千枚と3.5倍に増加していることは、そろそろ売り閉じる可能性があるので価格下落に要注意である。利が乗っていれば、一旦利食い売りするのが良いのではなかろうか。同様なことはNY銀やNYプラチナにも言える。

NY原油は、12月2日から4週買いが増え、1週売られ、2週買いが増え、1月20日の週は売られた。ネット買い残は11月初めの28万4千枚から1月20日は32万4千枚と+約4万枚増加している。ネット買い残が増えているのに対し、この間の価格は77ドルから46ドルに▲30ドル以上、▲4割も下落している。これはファンドの売買で価格が動いているのではないことを示している。いわゆる小口の一般投資家が原油を売り浴びせているものと思われる。NY原油に対するファンドの売り残は11月初めの12万7千枚から16万1千枚に+3万4千枚増えているが、ピークだった前週1月13日の16万6千枚からは▲5千枚程減っている。やはり、原油の場合、ファンドの空売り残がいつ閉じられるかが注目される。買い戻されれば、小口の空売りも慌てて買い戻されると思われ、なだれを打って価格が上昇する構図が見える。

シカゴトウモロコシ・大豆は売られている。トウモロコシは12月23日のネット買い残33万枚が1月20日には26万8千枚に▲6万1千枚減少、大豆は12月9日の5万6千枚が1月20日には1万2千枚に▲4万4千枚減少。絶対値的にも少ない。足元は人気がない穀物である。

株式会社コモディティー インテリジェンス 近藤雅世

2015年01月26日(月)

株式会社コモディティー インテリジェンス 近藤雅世(こんどう まさよ)

1972年早稲田大学政経学部卒。三菱商事入社。
アルミ9年、航空機材6年、香港駐在6年、鉛錫亜鉛・貴金属。プラチナでは世界のトップディーラー。 商品ファンドを日本で初めて作った一人。
2005年末株式会社フィスコ コモディティーを立ち上げ代表取締役に就任。
2010年6月株式会社コモディティー インテリジェンス設立代表取締役社長就任。

コラム提供:株式会社コモディティー インテリジェンス

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