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商品先物銘柄トピックス

2月10日までのファンドの動き

 米国商品先物取引委員会(CFTC)が発行した2月10日までの週の(大口投資家)ファンドの建玉を分析すると以下となる。

<取組高>

取組高が増加した商品は原油が三週連続増加しているが、最新の週の増加高は前の週の9分の1と少なかった。大豆は6週連続で増加しており、各週3万枚と多い。トウモロコシは1月20日の週を1週除いて5週間増加している。取組高が減少しているのは貴金属であり、金やプラチナは3週連続で減少している。金融商品では2年物米国債は6週連続で取組高が増加しているのに対し、5年物は4週減少し、10年物国債は最新の週は減少している。

<買い残>

この所買いが増えている銘柄はほとんどない。おしなべて買いは減っており、例外は天然ガスの2週連続増、日経平均株価の4週連続増、及び5年物米国債の2週連続増しかない。金など貴金属や原油、トウモロコシ、大豆、砂糖などが買いが大きく減っている。

<売り残>

売り残は増加しているものが多い。まず売り残が減少しているものは、原油が2週連続で売り残が減少している。また円が5週連続で減少し、ドルも3週連続、スイスフランも4週連続で売り残が減少している。5年物米国債も2週連続で減少、10年物米国債も6週連続で売り残が減っている。 一方上記以外の銘柄はすべて売り残が増加していると言っても良いだろう。

<ネット買い残>

以上からネット買い残が減少しているものは貴金属、トウモロコシと大豆、大豆粕や小麦、2年物国債である。一方ネット買い残が増加している銘柄は、商品では原油が2週連続で増加しているのが目立つ程度であり、円やスイスフランも3週連続で増加している。 これらを見ると、ファンドは投資先に明確な方針が無い状況であるように思われる。いわゆるトレンドが出ていない時期ではなかろうか。こうした時はやみくもに投資するのではなく、何か傾向が出るまでじっと待つのが良いだろう。

株式会社コモディティー インテリジェンス 近藤雅世

2015年02月16日(月)

株式会社コモディティー インテリジェンス 近藤雅世(こんどう まさよ)

1972年早稲田大学政経学部卒。三菱商事入社。
アルミ9年、航空機材6年、香港駐在6年、鉛錫亜鉛・貴金属。プラチナでは世界のトップディーラー。 商品ファンドを日本で初めて作った一人。
2005年末株式会社フィスコ コモディティーを立ち上げ代表取締役に就任。
2010年6月株式会社コモディティー インテリジェンス設立代表取締役社長就任。

コラム提供:株式会社コモディティー インテリジェンス

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