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商品先物銘柄トピックス

金とプラチナ価格

 先週はインドが大雨で4月21日のAkshaya Tritya祭ではインドの農民が金の宝飾品を購入する余裕はないだろうと述べたが、本日の週刊ゴールドに書いた記事では、インド宝飾品小売商によれば、金価格価格が安定しているので、前年の2割増の需要が見込まれるという。3月のインドの金輸入量も増えている。またバンクオブアメリカメリルリンチが今年の金価格は1500ドル平均と予想している。現在の金価格が1203ドルなので、300ドル高い平均価格である。ファンドマネージャー調査によれば、米国株の割り高感が出ているようである。(ファンドマネージャー調査については明日の週刊経済指標にてレポートする)一方米国の利上げの影響は金にとっては軽微であるという、ワールドゴールドカウンシルのレポートでも、利上げは、通常景気が良いことが前提にあるので、景気が良い時は金の需要も良くなることが多く、利上げ単独で金が売られるということは無いという。ただ、米国の利上げにより、ドル高が一層進めば金にとっては向かい風になる。しかし、これもドル高はかなり行き過ぎ感があり、ユーロや円に対してドル高の修正が行われる可能性もある。金価格の予測はいろいろ複雑であるが、ファンドの建て玉から見ると、金を買うほどの意欲は沸かない。また、プラチナはロイターによるアナリスト31人に対するポール(アンケート調査)では、今年のプラチナ平均価格は1,200ドルという。これは現在の1,167ドルより少し上の価格であるが、プラチナ需要はそれほど芳しくなく、また昨年末の在庫は78トンあったといい、かなり重石となっているという。こうした状況から金もプラチナも余り買う気は起きない

 米商品先物取引委員会(CFTC)が公表した4月14日までの週の大口建玉(ファンドの建玉)は、顕著な動きとしては以下があった。

<取組高>
取組高が増加した主な商品は、トウモロコシの+6万5,967枚増の187万5,432 枚、大豆の+6万5,131枚増の105万407枚、天然ガスの+4万490増の105万8,961枚、 原油の++3万5,032枚増の266万9,816枚、銀の+1万670枚増の22万588枚、金の+6,624枚増の58万6,197枚であった。取組高が減少した主な商品は、砂糖の▲3万6,845枚減の 110万4,451枚、 小麦の▲1万3,706枚減の 53万5,012枚
取組高が増加した主な金融商品は、2年物米国債の+4万5,488枚増の 143万9,126枚、ユーロの+2万5,293 枚増の56万2,328枚、5年物米国債の+2万520枚増の217万571枚、長期米国債の+1万5,659増の58万6,979枚、10年物米国債の+1万4,137増の 333万1,712枚であった。
取組高が減少した金融商品はほとんどない。

<買い残>
買い残が増加した主な商品は、大豆粕の+1万4,709増の8万6,226枚、天然ガスの+1万1,091増の25万2,206枚、 小麦の+3,506枚増の10万3,992枚、金の+1,723枚増の19万3,390枚、原油の+1,079枚増の53万3,501枚であった。
買い残が減少した主な商品は、大豆の▲9,045枚減の16万6,841枚、 大豆油の▲8,292枚減の8万1,306枚、銀の▲2,285枚減の5万8,871枚であった。
買い残が増加した主な金融商品は、2年物国債の+4万6,906枚増の45万2,383枚で、この買い残は少なくとも2005年以来の最大の買い残である。次いで10年物米国債の+4万1,711 枚増の35万4,641枚、5年物米国債の+1万7,568枚増の 35万8,034枚、 15年物米国債の+1万5,762増の7万3,727枚、円の+1万515枚増の 5万3,923枚だった。
買い残が減少した主な金融商品は、ほとんどない。

<売り残>
売り残が増加した主な商品は、トウモロコシの+2万5,676枚増の31万3,634枚、大豆の+2万5,676増の20万7,859枚、天然ガスの+2万559枚増の 48万9,374枚でこれは少なくとも2005年以来最大の売り残となっている。
売り残が減少した主な商品は、原油の▲2万7,667枚の21万228枚で、3月24日のピークの 28万1,026 枚から3週連続で減少しているが、それでも過去7番目に多い売り残である。砂糖も売り残が▲2万6,188枚減少して 23万1,280枚の売り残となっている。
売り残が増加した主な金融商品は、2年物米国債の+1万4,465枚の29万3,939枚、売り残が減少した主な金融商品は、5年物米国債の▲1万1,518枚である。

<ネット買い残>
ネット買い残が増加した主な商品は、原油の+2万8,746枚増の+32万3,273枚、砂糖の+2万5,732枚増の▲1万2,836 枚、大豆油の+1万2,161枚増の+3万5,011枚である。
ネット買い残が減少した主な商品は、トウモロコシの▲5万8,447枚減の+1万1,318枚、大豆の▲3万4,721枚減の11万3,934枚、 大豆粕の▲2万2,401枚減の+1,099枚である。
金のネット買い残は▲2,199枚減の+10万8,748枚、銀は▲7,149枚減の+3万2,543枚、プラチナは+669枚増の+2万9,755枚、パラジウムは+987 枚増の+17,204枚、ガソリンは▲5,847減の+5万8,558枚、ヒーティングオイルは+1万6枚増の▲2万2,970枚だった

ネット買い残が増加した主な金融商品は、10年物米国債の+4万2,685枚増の▲12万9,477枚、5年物米国債の+2万9,086枚増の▲5万3,067枚、2年物米国債の+3万2,441 枚増の+15万8,444枚だった。
ネット買い残が顕著に減少した金融商品は無かった。
ネット買い残は商品が ▲6万1,110枚減少し、 金融商品は+11万5,645枚増加した。

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株式会社コモディティー インテリジェンス 近藤雅世

2015年04月20日(月)

株式会社コモディティー インテリジェンス 近藤雅世(こんどう まさよ)

1972年早稲田大学政経学部卒。三菱商事入社。
アルミ9年、航空機材6年、香港駐在6年、鉛錫亜鉛・貴金属。プラチナでは世界のトップディーラー。 商品ファンドを日本で初めて作った一人。
2005年末株式会社フィスコ コモディティーを立ち上げ代表取締役に就任。
2010年6月株式会社コモディティー インテリジェンス設立代表取締役社長就任。

コラム提供:株式会社コモディティー インテリジェンス

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