[ ここから本文 ]

商品先物銘柄トピックス

JPMorganが銀を買っている・中国政府保有金量は?

 本日の週刊ゴールドに書いた内容であるが、ブルーンバーグ等によれば、JPMorganは5,500万オンス(約1,710トン)もの大量の銀の現物を貯めこんでいるという。2012年初めから同社の銀の在庫量は、500万オンス(約155トン)も積み上がっているという。JPMorgan ChaseのCEO Jamie Dimon氏は、投資家に対する書信において、またいずれ危機があるだろうと述べ、この危機は金融市場に大きな影響を及ぼすだろうという。次の危機の引き金は前のものとは異なるだろう。それが起きれば、今非常に安くなっている金や銀の価格は大きく反転するだろうという。

 またSilver Seek.comはペーパーマネーが105兆ドルにも膨らみ、銀の価格は世界で最も割安なものになっている。主要株価が過去最高値を更新している中で銀のペーパープライスは、もう少し下落するかもしれないが、資産価値を保管するという考えをほとんどの投資家は忘れてしまっていると述べている。金も銀も今すぐ高騰するという予感は無いが、いずれ高くなるのではないかという微かな見込はある。そのため、資金を持っている人々は、せっせと金や銀を安い間に貯めこむのであろう。

 また、中国の政府保有金は2009年の1054トンから変わっていないが、これはどう見てもおかしいという。香港経由等で大量の金が中国に輸入されており、世界最大の金産出国である中国からは金はほとんど輸出されていない。中国は民間も併せて世界最大の金保有国になれば、とりあえずはIMFの特別引き出し権に人民元を入れる動きを取るだろうという。これは今年秋にも公表され、その時に中国の政府保有金量は1054トンよりずっと多いことが明白になるだろうという。貴金属は長い目では買っておいて損は無いと思う。

○●○━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●○●
株式会社 コモディティー インテリジェンスでは毎日発行している週刊ゴールド(月)週刊経済指標(火)
週刊穀物(水)週刊原油(木)週刊テクニカル分析または週刊CX(金)週間展望(金)月二回のコメ(第二・
第四木曜)の単号(一枚)売りを始めました。詳しくは弊社サイトをご覧ください。(http://commi.cc/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

株式会社コモディティー インテリジェンス 近藤雅世

2015年04月27日(月)

株式会社コモディティー インテリジェンス 近藤雅世(こんどう まさよ)

1972年早稲田大学政経学部卒。三菱商事入社。
アルミ9年、航空機材6年、香港駐在6年、鉛錫亜鉛・貴金属。プラチナでは世界のトップディーラー。 商品ファンドを日本で初めて作った一人。
2005年末株式会社フィスコ コモディティーを立ち上げ代表取締役に就任。
2010年6月株式会社コモディティー インテリジェンス設立代表取締役社長就任。

コラム提供:株式会社コモディティー インテリジェンス

コラム一覧へ戻る

当社は「ALL先物比較」に掲載される情報(以下「掲載情報」といいます。)の完全性 および正確性を保証いたしません。また掲載情報は、将来における結果を示唆するものではありません。 したがいまして、お客様において掲載情報に基づいて行動を起こされた場合でも、 当社はその行動結果について何らの責任も負担いたしません。 掲載情報に基づく行動は、お客様の責任と判断によりお願いいたします。
掲載情報は、金融商品の売買等の勧誘を意図したり、推奨するものではありません。 お客様において掲載情報に含まれる金融商品の売買等の申込等をご希望される場合には、 その掲載情報に記載の金融機関までお客様ご自身でお問い合わせください。 当社はお問い合わせに関し対応いたしかねます。
掲載情報のうち「商品先物銘柄トピックス」等に関しましては、著作権法等の法律により保護されており、 個人の方の私的使用目的以外での使用や権利者に無断での他人への譲渡、販売コピーは認められていません。