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商品先物銘柄トピックス

今年は売りの年だった

 今年を振り返ると多くの商品投資をされていた方が、大きな損失を出されたことを耳にして、忸怩(じくじ)たる思いである。私も時々商品先物取引をネットで行っているが、 そんなに大損したことはない。なぜならすべての取引が1枚当たり3万円の損失で止まるからだ。損失の回数はかなり多い。しかし、年に一度でも利益がでると、かなりの損はカバーできている。

 3万円が適切なのかどうかはわからない。すぐにひっかかってしまうからだ。資産に余裕のあるかたは5万円とか10万円の損切りラインにされれば良いと思う。 もう一つ肝心なことは、利益が出たら、損切りラインを上に動かしていくことである。間違ってはいけないのは、下に損切りラインを動かすことはご法度である。ただ利益がでたら今の価格から3万円下のところに損切りラインを移せば、例えば10万円もうかっていたら7万円の利益は確定する。これが肝心なことであり、儲かっていると利益を実現してしまうとそれ以上に儲けることはできなくなる。価格が上昇するときは、必ず下押しがある。その幅が3万円で良いのかどうかは検討の余地があり、資産があれば、もっと大きくしても良いが、とにかく、利益を深く取るためには、利益を勝手に実現してはならない。必ず損切りを上に動かすことで自動的にプロフィットテイクをする体制さえ採っておけば、大きく儲けることができるし、利益が損失に変わることはない。

 投資のかなめは、損切りをうまく使うことである。今年は商品価格は下落の一途であった。

 過去を検証すれば、空売りしていれば、大きな利益が出た年であった。商品先物取引は何も価格が上がることだけを狙うものではない。株の信用取引のように売りから入って価格の下落を狙うこともでき、株の信用取引と違うのは、日歩がかからない点だ。商品先物取引のルールは買い値を売り値が上回れば利益になることであり、どちらから入っても良いのである。今年は売り有利の年であった。果たして来年はどうであろうか?

 執念で買いばかりを追求するよりは、状況を見て二刀流を使うべきであろう。

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株式会社コモディティー インテリジェンス 近藤雅世

2015年12月29日(火)

株式会社コモディティー インテリジェンス 近藤雅世(こんどう まさよ)

1972年早稲田大学政経学部卒。三菱商事入社。
アルミ9年、航空機材6年、香港駐在6年、鉛錫亜鉛・貴金属。プラチナでは世界のトップディーラー。 商品ファンドを日本で初めて作った一人。
2005年末株式会社フィスコ コモディティーを立ち上げ代表取締役に就任。
2010年6月株式会社コモディティー インテリジェンス設立代表取締役社長就任。

コラム提供:株式会社コモディティー インテリジェンス

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