先物取引を始めるなら知っておきたい知識をまとめて紹介しています。

先物取引の資産運用への適正

上下するチャート

先物取引はハイリスク・ハイリターンと言われていますが、運用方法によっては投資初心者や老後に向けた資産運用にも適正があると言われています。
ただし、個人が限られた予算で手を出す場合は短期取引が基本であり、長期運用はギャンブル性が高まる分、勝率が著しく低下するため注意が必要です。

 

資産運用の選択肢の一つとして考えるのは良いことですが、特性を正しく理解した上で運用する必要があるでしょう。
当サイトでは、先物取引の特徴からメリットの裏側に潜む危険性まで、どなたにでも理解できるよう解説しております。

 

先物取引とは

先物取引とは、指定された商品の将来的な価格を予測し、決められた期日(SQ日)までに反対売買、もしくはSQ決済(SQ値)での精算をする約束のもとで行われるデリバティブ(金融派生商品)取引です。

 

ただし、もっとも近い期日の先物取引をする場合は、未来の価格ではなく現在の価格と連動することが多く、経済指標に対する上昇・下落を予想して短期売買することもできます。

 

先物の種類

先物取引は以下のように種別することができます。

 

商品先物
  • 大豆
  • トウモロコシ
  • 原油
  • コメ
  • 冷凍エビなど
金融先物
  • 株価指数先物(日経225先物、TOPIX先物、NYダウ先物など)
  • 金利先物取引(ドル円・ユーロ円などの金利先物)
  • 国債先物
  • 外国為替先物取引(日本市場では扱っていない)
  • 個別株先物

 

上記はあくまでも一例ですが、取り扱う商品は様々あり、種類によって価格変動の要因が大きく変わってくることを覚えておきましょう。

 

先物取引で取り扱われる商品

 

日経225先物の仕組み

人指し指をたてる

資産運用の一環として活用する先物取引の中では、日経225先物が1番人気です。
日経225先物は日本の中核を担う225企業の平均株価から算出した、日経平均株価をベース
にした取引で、通常の「日経225」と「日経225mini」の2種類あります。

 

通常は先物価格が10円単位の動きで10円変動すると1枚につき1万円損益が増減する仕組み。
ミニは5円単位の動きで5円変動すると500円損益が増減します。
つまり、値動きの単位がミニは通常に比べ1/10であり、より小額で始めやすい形式となっています。

 

比較表参考:日経225先物と日経225miniの比較(ライムスター証券)
https://www.live-sec.co.jp/225/beginner/

 

オプション

先物取引における「オプション」とは、「権利」を意味します。では一体何の権利なのかと言うと、

・将来取引をすると決められた日にちに決められた価格で売買する権利

です。

 

買う権利を「コールオプション」、売る権利を「プットオプション」とそれぞれ呼称し、このオプション自体を売買する「オプション取引」という取引も存在します。
さらにはコールオプションに対する売りと買い、プットオプションに対する売りと買いとに派生するため、細かいニーズに沿った取引が可能となっていますが、やや複雑な面があるため投資初心者の方にはあまり向かないでしょう。

 

SQとは

Special Quotationの略で、「特別清算指数」を指しています。どういう意味かと言うと、最終的に先物取引を期日で決済するための清算価格のことで、各月の第二金曜日がこれを算出する「SQ日」と位置づけられます。
毎年3,6,9,12月のSQ日がメジャーSQとされ、その前日は先物やオプション取引が活発になる傾向にあります。
SQは先物取引で立ち回る上で重要な指標になる、ということだけまずは覚えておきましょう。

 

短期売買向けの投資商品

ビックリマークと指を立てるサラリーマン

先物は長くても数ヶ月程度で完結する短期売買向けの投資手法です。前述した通り、先物には期日があるため、数年にわたる中期運用をするにはロールオーバーを繰り返さないといけません。
また、基本的にレバレッジをかけての取引となるため、損益の振れ幅は大きく、安定した資産運用には相反する性質を合わせ持っています。

 

一方で、個別株よりも敷居が低い一面も持っています。
個別株においても信用取引で空売りをすることができますが、株の空売りはできる銘柄が限られていてる上に、逆日歩や売り禁など複雑なルールがあります。
対して先物は買いも売りも同じ条件で取引できるため、将来の価格が上がるか下がるかのシンプルな2択で考えることができます。

 

こうした特性から、日経225先物では寄り付き価格に成り行き注文、大引けで成り行きの反対決済をする「寄り引けトレード」といった手法が個人投資家から人気を集めています
あくまでもデイトレードやスウィングトレードの短期売買に限ってみれば、先物取引は投資初心者でも参入する余地はあります。

 

先物取引の特徴とは?メリットも紹介

 

選択肢に入れる価値はあるが

先物取引を資産運用の選択肢の一つに加える価値はあります。
ただし、株やFX・投資信託など他の投資商品に比べて複雑なルールがあるため、相応の勉強をする覚悟がなければ、成功するのが難しいフィールドであることを充分に理解しておく必要があります。
先物だけの短期売買を頻繁に繰り返して老後の資産を築くのは現実的ではありません。

 

先物取引はやはりハイリスク・ハイリターンであり、一度のミスが致命傷になりえるという危険を孕んでいます。
先物取引に興味を持ったからまず始めてみる!ではなく、本当に自分に合った投資法なのかを見極めるための勉強からスタートしましょう。当サイトに先物取引に関連した記事が多数ありますので、ぜひ参考にしてみてください!

 

また、先物に限らず資産運用全般の基礎知識や、始めるにあたって開設するべき証券口座などを知りたい方は「資産運用解説サイト」をご利用ください。初心者向けと上級者向けに分けて各種の投資法を解説しているので、自分にあった方法が探しやすいでしょう。