先物取引は爆発力が高いため、短期的な投資に向いています。

資産運用としての先物取引

老後2,000万円問題などをキッカケに資産運用を始める方が増えていますが、先物取引で中長期的な資産運用をすることは困難です。
ポジションを取ったら放置する投資法は通用しません。逆指値注文でリスクを軽減できますが、相応の時間は相場と向き合っていないと失敗しやすいので注意してください。
先物はハイリスク・ハイリターンの特性があり、短期的な投資に向いています。

 

先物取引をする人の目的

先物取引をする人は以下3つのパターンが多いです。

  • 専業トレーダーとして生計を立てたい
  • リスクを理解した上で大勝負をしたい
  • 一時的なリスクヘッジ
中長期的に資産運用する方でも、ある程度短い時間軸での売買を繰り返す傾向が強く、アクティブにトレードをすることが条件になります。

 

先物取引が持つ爆発力

急上昇する株価のグラフ

先物取引は短期間で反対決済をする1回のトレードでも、証拠金に対して10%以上の利益を出すことが可能です。

 

同様に短期間で大きな損失を出すリスクもありますが、利益を積み重ねるスキルを身に付けた時の爆発力が大きいです。

 

毎日高値と安値の利幅を抜くことは不可能ですが、要領を掴めば高確率で少ない利幅を狙えるトレードタイミングが分かってきます。
1日平均数%の利益を積み重ねるスキルを身に付ければ、年単位で資産を数倍以上に増やすことが可能。50万円から始めて資産数億円を達成する人もたくさんいる世界です。
また、先物の対象になる投資商品は、トレンドが形成されると中長期的に一つの方向へ動きやすい特徴を持ちます。

 

日経225先物の場合、安値を切り上げながら2,000円以上動くこともあり、ラージ1枚で2,000円を抜ければ200万円の利益です。
大きな利益を目指すほど勝率は低下しますが、1回の利益を伸ばすことができれば、1勝9敗でも莫大な利益を出すことができます。

 

ほかにもオプションとの併用や寄り引けトレードなど先物取引には幅広い手法がありますが、何かしらの方法で勝てるノウハウを身に付ければ、複利効果で年収数千万円以上が可能です。
資産運用で成功したら会社を辞めて専業トレーダーになりたい方は、過剰資産の範囲内で先物に挑戦してみる価値があるでしょう。

 

爆発力があるのは損失面でも同じです。
想像以上のハイペースで資産を溶かして破滅への道に進むケースもあるので、先物取引で大きな利益を目指す場合は必ずリスクを認識してください。
先物取引をしている個人投資家の9割以上は損失を出していると言われる世界です。
1割未満の勝ち組に入る人は運と実力(努力)の双方を兼ね備えています。

 

一時的なリスクヘッジ

株式など長期保有に適した投資をしている人は、無闇に売買も行わずにホールドを続けた方がいいです。
利益確定や損切りで損益を出すと、次第に感情的なトレードになってしまう恐れがあるので注意しましょう。
しかし、相場は一定サイクルで上昇トレンドと下降トレンドを繰り返すもので、明らかに下降トレンドへ突入して間もない段階では何かしらの対策が必要です。

 

配当や優待を目的に株式を長年保有している場合は、現在の保有銘柄を売るのではなく先物売りのリスクヘッジを検討してみてください。
想定外に株価が上昇すると利益を削ってしまいますが、リスクヘッジを目的にした運用であればトータルで大きな損失を出すことはありません。

 

リスクヘッジを目的にした先物取引も相応の知識と経験を要しますが、数年から数十年の時間軸で株式などの長期保有を考えている方は、先物取引を活用したリスクヘッジを覚えておくと便利です。

 

長期投資に向かない理由

NGと書かれたブロック

先物取引が長期投資に向かない理由は次の5点です。

  • 大きな損失を出す恐れがある
  • 先物取引にはSQ日までに精算しないといけないルールがある
  • 信用取引のため買い・売り双方で持ち越しは利息を取られる
  • 配当や優待がない
  • 含み損や証拠金の値上げで強制決済される恐れがある

 

思惑通りの方向へ一直線に価格変動すれば中長期的に莫大な利益を出せますが、最長数ヶ月程度の短期投資に特化した金融商品のため、長期投資には不利な要素が多数あります。
先物取引で長期的な資産を築くには、小まめに売買を繰り返す必要があり、相応の勉強時間とレートチェックする時間を確保しないといけません。
フルタイムで働きながら…。家族サービスをしながら…。こうした片手間で利益を積み重ねられるほど先物取引は甘くないです。

 

休日や夜に時間ができた時だけパソコンやスマホと向き合ってトレードする。こうした自分の都合で取引を繰り返す手法はギャンブル性が強すぎるため、堅実な資産運用とは言えません。
先物取引の資産運用で大成功している人が多数いますが、相応のリスクを背負って時間と手間を惜しまない対応をしているものです。
リスクと難易度を認識した上で、全力で投資と向き合う覚悟があるなら先物で莫大な資産形成を目指すことに挑戦してみてください。